ここでは春峰会会員作品を紹介しています。
今回は2010年秋に行われた鎌倉市民展に出品した10点の作品です。
牡丹柄の額です
掛けるタイプではなく置き型ですが、大きさはかなり大きめです
もともと厚い板に彫り込んだと思われ、牡丹の花や葉がとても立体的に
前面に浮き上がって彫れています
模様もさることながら地面を綺麗に仕上げてある所が模様を生かしている
一番の要因のように思えます
力作です
こちらは少し小降りの額です。
おひな様が彫ってあり、周りには桃の花が飛んでいます
おひな様の額は何度か彫ったことがありますが、
顔を彫るのは四苦八苦するんですよねぇ
丁寧に彫られているのできっとご苦労されたと思います
8角形の繊細なお皿にシンプルな文様が彫り込まれています
実はシンプルな物ほど失敗は許されないので、
きっと慎重に彫られたと思います
この作品はご自身で塗りも施されていますので、
きっと想像していた物がそのまま形になった作品なのでは。
上部に穴が開いていますね
こちらは花器になります
四角い花器の側面4面に唐草が彫り込まれています
最近の傾向は地面を彫らずに模様を彫り込む作品が多い中
細いツルや、細かな模様の間も綺麗に地面を彫り下げてあり、
手間がかかった丁寧な作品である事が伺えますね
24cm程のお皿です
細いおしべとめしべが彫ってあります
小さいですが、時間がかかった作品ですね
塗りたてですぐの出品だったので、
これから綺麗な色の変化を楽しんで頂けるはずです
少し大振りなお盆です
使うのはこれ位の方が使いやすそうです
ナスが彫ってあり、しずみで彫り込んでいるので、
ナスが浮き上がって綺麗に見えますね
こちらも塗りたてなので、これから 綺麗に発色してきますね
楽しみです
使い勝手の良さそうな大きさの2段引き出しです
図案も生活になじむシンプルな物です
塗りはうるみでシックに仕上がっています
生活に取り入れられて楽しんで頂ける作品です
小ぶりなお皿です
小さな作品ですが、綺麗にまた丁寧にカトレアの花が彫ってあります
会場でも小さな作品ながら見にいらした方々が足を止めていらっしゃいました
時間のたった作品なのか、地の赤く研ぎ出した色が真っ赤に発色しています